医療保険のデメリット・終身タイプの場合

医療保険のデメリット・終身タイプの場合

終身タイプの医療保険は、加入時の保険料が生涯にわたって変わらないというメリットがあり、保険料の安い、若いうちに加入すれば、一生涯安い保険料で医療保障を受けられます。しかし、これには意外な落とし穴もありますので、確認しておきましょう。

 

契約時の保険料が生涯続くということは、契約内容もそのまま生涯続くということなのです。若いうちに加入した場合には、ケガや病気に対してあまり多くの保障を求めない場合があります。しかし、保障の必要性は年齢と共に変化することを心得ておかないと、いざと言うときに保障が不足してしまうことがあるのです。

 

高齢になればなるほど、ケガのリスクは高まります。小さな段差で躓くこともありますし、体が固くなっている分骨折などの大きな外科に発展することも少なくないのです。このことを考えずに、保険料だけで加入していると、高齢になった時に保障されないというリスクになってしまう可能性があります。

 

また、終身タイプは保障が一生涯続くために、保険料の支払いも一生涯続きます。定年退職をして収入が減ってしまった時に払い続けることができる金額ならば良いのですが、場合によっては大きな負担となってしまうという計算も必要です。

 

もしかしたら、一生涯、医療保険のお世話にならないかもしれません。これは喜ばしいことなのですが、保険料は基本的には掛け捨てですから、無駄な出費となってしまうこともあります。

 

医療費は、公的な健康保険だけでは賄うには無理がありますので、任意の医療保険に加入しておくと安心できます。しかし、終身タイプにはこのようなデメリットもあるということを知っておくことも大切です。



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