医療保険のデメリット・定期タイプの場合
保険はメリットばかりではありません。内容によってはデメリットとなる条件もあります。定期タイプの医療保険のデメリットとなる条件とはどのようなことなのでしょうか。
医療保険は基本的には掛け捨てです。特に定期タイプの場合、一度も請求をすることなしに他社への乗り換えなどの事情で途中解約をしたとしても、払戻金は発生しません。
また、契約に10年ごとの更新となっている場合、自動的に更新されると考えている人がいますが、自動更新のシステムはない場合が多いです。たとえば、1年更新の自動車保険などは更新日の把握は可能です。しかし、10年ごととなると更新日を覚えている方が難しいかもしれません。
期日が来てしまえば医療保険の保障は着れてしまいます。病気やケガと無縁な生活をしている場合には、空白の期間が合っても気にならないかもしれませんが、請求が必要な事情がある場合には注意が必要でしょう。
基本的に任意の医療保険は、加入をしたい時に契約をすればよいので、たとえ、契約が満了していたとしても、再加入すればよいだけのことです。その場合、それまでの契約内容を考慮して、より保障の充実した保険に乗り換えるのもよいでしょう。
定期タイプのデメリットは、この保険が切れたときなのです。継続するにしても、再加入するにしても、それまでの保険料と同じと言うわけにはいかないということです。たいていは、年齢にスライドして保険料は高くなります。
また、終身タイプと違って保障年齢に上限がありますので、高齢になった場合再加入できる保険がないこともあります。ケガや病気によるリスクをできる限り少なくしたい場合には、終身タイプと比較してみるとよいでしょう。